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ゲームの対戦記録など

不朽の名作 GRANDIA

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不朽の名作 GRANDIAは1997年発売のRPGである。

3月末、SwitchでGRANDIAの復刻版が出たというTweetを見て、Switchを手放したことを後悔した。ところが調べて見るとSteamで英語版が出てるらしく、Switch版発売と同時に日本語対応したという話。早速購入してPCでプレイした。キーボード操作はやりにくいのでPS4コントローラを使った。

GRANDIAは20年ぐらい前に2度クリアしている。最初は漠然とストーリーと音楽が素晴らしいということを覚えているぐらいだったが、プレイして数時間でストーリーをだいたい思い出してしまった。「忘れられない冒険になる」という当時のキャッチフレーズは伊達ではなかった。

20年以上前のゲームなので、当時としては最高峰のグラフィックは現在からみれば貧弱だが、それを十分に補って余りある力のあるストーリーとディティー神は細部に宿る。村人の素朴な一言一言が丁寧に練られている。そして何より音楽が素晴らしい!

戦闘はシンプルなコマンド選択タイプだが相手に攻撃を当てることで相手のターンが回ってくるのを遅らせることが出来る。また相手の攻撃にカウンターを当てることで相手のターンをキャンセル出来るので、上手く戦術を立てればノーダメージで敵を倒せる。攻撃は最大の防御。大部分の戦闘はノーダメージで終わり、一度突破したダンジョンはマップ上で飛ばせる。謎解きは容易で回復&セーブポイントは多い。キャラを成長させるための作業プレイは必要ない。そのためプレイ時間の大部分は戦闘やダンジョン探索ではなく、街中のNPCの話を聞いて回ることに費やされる。全てのNPCには2~4回程度違った話が聞けるようになっており、しかもストーリーを進めるごとにNPCの話が変わる。なのでゲームを制覇するならNPCの話をくまなく聞くことがゲームのメインであり、それが醍醐味なのだ。

NPC一人一人にドラマがあり、災害による絶望から這い上がって成長していく様が描かれている。世界は一人の勇者が救うものではなく、一人一人の努力と意志、全員の協力で救うもの。監督の残した大事なメッセージだと思う。